園や学校で、先生がみんなに一斉指示をしている場面は日常的にありますよね。普段の生活の中でも、あなたの言っていることには集中できず、話を聞いてくれているのかわからない。。。
ボーッとして集中できていないお子さんは、一斉指示の内容が理解できなかったり、把握できず、行動が遅れてしまい、結果的に失敗体験につながることもあります。
そんなお子さんの中には、注意集中をしていることが苦手で不注意さが特徴としてでているお子さんもいます。
その、不注意さが原因になり、集中しなくてはいけなかったり、注目しなくてはいけない時でも、気持ちが他にいってしまうことがあるようです。
ドラえもんに登場する、のび太くんをイメージすると良いかもしれませんね。のび太くんは、そもそも勉強をしたくない気持ちもありますが、授業中でもボーッと他のことを考えていて、よく先生に怒られてしまっていますよね。
ボーッとしてしてしまう原因
- 周りにある他の刺激に弱く、今やっていることに集中、注目できない
- みんなに言っていることが、自分にいっていることだとわかっていない
- 耳から入った内容を理解して動くことが苦手
など
注目できるような対応をこころがける
声をかけるだけでなく、他の音をつけくわえてみる
遠くから声をかけるだけでは難しいお子さんもいるため、おもちゃの音を鳴らしながら注目させてみたり、壁や机などをコンコンと叩きながら声をかけるようにすると、その音につたれて注目がいつもよりできる可能性があります。
身振りやジェスチャーを大きくし目につくようにしてみる
注意がそれやすいお子さんは、いろいろなものに興味が移りやすいため、逆に、大きな身振りやジェスチャーを取り入れることで、動きがあるほうが気になり、一時的でも注目が得られる可能性があります。
本人の視界にはいるようにして注目を促してみる
遠くからの対応では、まわりの働きかけに気づきにくいお子さんには、本人の視界にはいる距離まで近づき、気づいたことを確認しながら、指示を伝える。
声かけ + タッチで気づかせるようにしてみる
声かけだけでは気づかないお子さんもいます。個別に対応できる時間がある時には、声かけとタッチなどで直接気づけるようにしてみる。(お子さんによっては、触られることをいやがるお子さんもいます。本人に合わせて対応してください。)
話を聞いてもらう場所や机の位置を工夫してみる
園でのお話の時には、なるべく、気になるお子さんを列の前に座らせたり、学校の場合には、席を前の方に移動して、先生が目の前にいるようにするなど、お子さんのいる場所を工夫し、注目しやすい環境にすることも大切です。
まとめ
周りの刺激に弱く、不注意さが目立つお子さんについては、普段の声かけだけではなく、気になる音や気づきやすい対応、環境の工夫をすることで、注目しやすい工夫をする必要があると思います。
もう一つ大切なことは、上手の注目ができたときには、しっかりとほめてあげることをこころがけましょう!
先生や親など大人のお話を上手に聞いていると、ほめてもらえる経験は、お子さんとあなたをきっとポジティブな方向へ進めてくれると思いますよ。
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