どんなささいな勝負でも、できれば勝ちたいし、一番になりたい…
だから、負けそうになったら、怒って、泣いて、その場をぐちゃぐちゃにして、自分を一番にしてもらったり、ゲームをやり直させたり、ルールを変えたり…
こういうお子さんいますよね。
こういったお子さんは、勝つことへのイメージはついていることが多いですが、負けることへのイメージが弱い、あるいはイメージできていない可能性があります。
どうしても負けることはあるんです
少しずつ受け入れる(慣れさせる)ことも大切
子どもは成長してくると、みんな勝ちたい、一番になりたい、先にやりたいなど、気持ちの成長もしてきます。勝ちたい気持ちをもちながら、がんばる気持ちはとても良いことで、いつまでも忘れてほしくありませんよね。
しかし、がんばったけど、勝てなかったり、一番になれないことってたくさんあります。努力した分だけ、結果がでることが、一番ですが、そうならないことも現実としてあるわけです。
周りが、子どもが怒るから、怒らせないように今は一番にしてあげようとばかりしていると、それが普通だと勘違いしてしまう可能性もあります。
そうすると、いつまでたっても、負けたときの悔しさから立ち上がれませんし、がんばって勝てた経験も積めません。
実際の経験の中で負けたけど、またできた、負けて悔しいけど我慢できた経験を少しずつ積んでほしいですね。
頑張ろうとしたことを褒めてあげましょう
誰でも勝ちたいし、負けたくありません。
ただ、がんばってやっているのに、なかなか成果がでないとき、「やっぱり、やっても勝てないじゃん!」となってしまうこともあるかと思います。
結果だけを求めていると、なかなかすぐに結果はでないものです。子ども自身もそうですが、お父さん、お母さんも、子どもの姿が変わらないことに悩むと思います。
それは、結果ばかり見ようとしてしまっていることが原因です。
なにをするにもそうですが、結果だけ見ていては、なかなかすぐにできるようにはならないため、例えば、勝負に負けそうになってあせっているところで、「負けそうだけど、我慢して遊べているね」「怒らないでできてるから、みんなと楽しく遊べているね」など、がんばっている過程を褒めるようにすると、自分のがんばっているところを見てもらえていると感じて、いつもより、穏やかに過ごせることも増えるかもしれませんよ。
負けて後のことを確認しておく
勝ち負けのつく遊びを始めてしまってからでは、負けたくないモードに入ってしまっているため、なかなか気持ちを落ちつかせることが難しいことが多かったり、子どもによっては、負けてからのリカバリーをする方法(イメージ)が思いうかばない子どもも多いようです。
そのため、勝ち負けのある遊びを始める前に、事前に、負けたときにどうやって気持ちをきりかえるのか、どういう行動をするのかなど一緒に確認をしておくことをオススメします。
例えば、「負けたら、もう一回やる」「負けても泣かない」など、負けたときをイメージを確認しておき、なにかをやっているときや、もうすぐ終わりそうなときに声をかけて、子どもに細かく確認しながら進めていきます。
結果できなかったとしても、せめることはしないですが、がんばろうとしていた部分を褒めてあげるようにできると良いですね。
まとめ
負けず嫌いな子どもは、勝ちたい気持ちが強く、負けたときのイメージがついていないことが多いです。少しずつ、負けることも悪くないんだと感じてもらえるように、良い対応ができるイメージを一緒に考えたり、本人が受け止めようとがんばっているところをほめてあげるようにしましょう。
悔しかったけどがんばれた経験がきっと、その後の子どもの成長につながりますよ。
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